武雄 文子
1994 大阪府出身 京都在住
2019 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修了
光はプリズムを通過すると、虹のような連続した色の帯となります。この色の帯は「スペクトル」と呼ばれ、光がその波長の違いによって分けられる現象を「分光」といいます。私はこの分光現象に着目し、コピー機の感光機能を利用して、物質や風景の中に内包される光を視覚的に引き出すことを試みています。
私の制作では、銅版画における強調された物質感を特徴とする映像と、コピー機によって導き出された儚く繊細な光が共存しています。この2つの対照的な要素が互いに補完し合いながら、一つの作品内で表現されています。このような「物質」と「光」の二重性のある表現手法で、対象の内面や存在感を浮き彫りにすることを探求しています。
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