個展 Relic 
2022.9/23fri.-10/3mon.
GAMOYON Gallery

コピー機が原稿を照明ランプで照らし感光体に映し出すとき、原稿を動かすと感光体には図像が伸びたり反転したり、モノクロの原稿が色鮮やかに転写され印刷される。この現象を利用し、印刷されたものを下絵とし銅版画の制作を行い、銅版画とコピー機2つの印刷技術を融合させた表現を模索している。

モチーフとなるのは自身が拾い集めた枯れた植物や、虫の遺骸、人工物の破片など、様々なものがあるが共通しているのは役割を終えそれでも形が残っているもの、ということ。放置していけばそのまま朽ちてなくなってしまうものを拾い集め記録のように作品にする。その行き来の中でモチーフは形までもが変容し、新たな表情を見せる。

今回はその中で石をモチーフとした作品をメインとして制作した。石は他のものと違ってそのまま朽ちてなくなってしまうことはなく、そこに在り続ける。しかし時間と共に形は割れたり削られたりする事で少しずつ変化する。それには長い時間が必要だが、石が一瞬にして変容し新たな表情をみせる瞬間をみようと試みた。


GAMOYON Gallery

Open : 金 ― 月 12 : 00 – 19 : 00 
Close : 火 ― 木
address : 〒536 – 0004 大阪市城東区今福西 1 – 3 – 23
Tel : 06 – 6599 – 9405
Mail :gamoyongallery@gmail.com
地下鉄 : 長堀鶴見緑地線、今里筋線 蒲生四丁目駅3番出口より徒歩 5分
JR : 鴫野駅より徒歩10分
大阪シティバス : 蒲生四丁目[東]バス停より徒歩5分

撮影:鍋本慎

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